JOURNAL

2025/12/25 20:12

「顎と尾 」 二つの異なる力を、
牛革という大地が受け止めた構造。
それが「IGNIS(イグニス)」である。
クロコダイルの顎、クロコダイルの尾。
それぞれが「掴み」と「切り開き」を象り、
牛革はその両端の緊張を支え、均衡を保つ。
IGNISとは、
幸運の流れを「始動」させるための構造である。

顎 ─ 掴む力

クロコダイルの強固な顎は、力の起点である。
噛みしめるために刻まれた腑は、
「掴んだ運を決して離さぬ意志」を宿す。
IGNISシリーズでは、
その顎の構造を生かした裁断により、
素材が持つ握力のような張りと緊張を、
表面に浮かび上がらせている。
それは、形の中に「始まりの意志」を、
封じ込める設計である。

尾 ─ 切り開く力

尾は、水を押し分け、
身体を前へと進ませる推進器官。
その筋の連なりは、
「自身の運命を切り開く力」を象徴する。
IGNISシリーズでは、
この尾の流れをそのまま構造に取り込み、
掴んだ運で押し進むためのリズムを形成している。
縦に走る腑の連続は、
内に動きを秘めた静けさとして現れる。

牛革 ─ 支える力

牛革は力の象徴。
IGNISにおける牛革は、
顎と尾を受け止める大地である。
堅牢でありながら柔軟。
掴む力と切り開く力を均衡させ、
構造に静の呼吸をもたらす。
この革があることで、二つの力は暴れず、
ひとつの流れとして循環を始める。

IGNISという選択

IGNISを所有するということは、
まだ形を持たぬ「幸運の始まり」を、
自らの手で動かすという選択である。
顎で掴み、尾で進み、牛革がその流れを支える。
それは、静けさの中に息づく緊張。
Kaijiendoが描く「幸運の構造美」の出発点である。




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