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2024/12/08 04:39

こんにちは、KAIJIENDOです。

最近、ホーウィン社シェルコードバンという革について、
Instagramやホームページでご質問をいただく機会が多いのでQ&A形式で共有します。

その前に少しシェルコードバンという革がそもそもどんなものかを簡単にお話しします。

シェルコードバンは、オイルを沢山含んだ馬のお尻の革です。
柔軟性と堅牢性を兼ね備えていて非常に良質な革ですが、馬一頭から取れない時もある珍しい革です。
さらにその革を肉側から削ってコードバン層という部分を剥き出しにしたのがコードバンです。
おそらく磨きをかけて光らせることから「革のダイヤモンド」と呼ばれています。
貴重ゆえに価格が他の皮革よりも高価なのも特徴です。

そんなコードバンですが、ホーウィン社という会社が生産しているオイルコードバンがシェルコードバンです。
ホーウィン社はアメリカの会社なので、すなわちシェルコードバンは海外輸入革になります。
ということは私が製品にする前に、何社も経由し何人もの人の手に触れているので、私のところに迎える時にはすでに傷や汚れもあります。
インポートレザーというのはそういうものなのです。

【Q&A形式】

Q:ホーウィン社シェルコードバンは硬い革ですか?
A:ヌメ革の硬いとは違い、柔らかい革ですが型崩れしにくくコシがあります。

Q:水に弱いですか?
A:非常に弱いです。めちゃめちゃ水を吸います。

Q:傷に弱いですか?
A:傷はつきやすいです。使ってると勝手に傷つくので、あまり傷は気にしなくて良いと思います。

Q:商品に「曇り」って書いてますが本当に消えますか?
A:数ヶ月使っていると当たる部分が次第にテカテカと艶が出て消えていきます。

Q:傷は消えますか?
A:傷は完璧には消えません。使っていると小傷は目立たなくなります。


以上、皆さんが気になっていることを少しまとめてみました。
ご参考にしていただければ幸いです。

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